CounterPoint SA−4.5−6台目真空管測定記録
  SA−4.5台目SA−4.6台目        2024/7/1到着   10/17測定終了。 
出力管6LF6(6MH6、6LX6)「Pc=40W」のバイアスの検討
  • 真空管ハンドブック(規格表)の相互コンダクタンス=??μmho
    • 「Ep=160V、Esg=160V、Ip=1400mA、Eg1=0V」、 RC-30 Receiving Tube Manualより
    • 測定は、 tv2b/uでは最大プレート電流が100mAなのでEg1=−35Vに電圧を下げて測定。
  • A級増幅のバイアスはどの位か?
    • 同じTVの水平出力管6JS6「Pc=33W」場合。
           「Ep=175V、Esg=125V、Ip=130mA、Eg1=−25V、Gm=11500μmho」
    • 同じTVの水平出力管6KD6「Pc=33W」場合。
           「Ep=150V、Esg=110V、Ip=120mA、Eg1=−22.5V、Gm=14000μmho」
    • 同じTVの水平出力管6KQ5「Pc=24W」場合。
           「Ep=175V、Esg=125V、Ip=100mA、Eg1=−25V、Gm=10500μmho」
  • 以上から6LF6のA級増幅のバイアスは100〜140mAが適当。
     但し、8本にバラツキがある場合は、最大値に注意する。
    又、少し出力が欲しい場合は、AB級増幅に移行して、バイアスは40〜100mAが適当。
     この場合も、8本にバラツキがある場合は、最少値が0mAにならない様注意する。
6LF6「Pc=40W」と6JS6「Pc=33W」の外観比較、プレートの大きさは20%(40/33=1.2)以上大きいのでは?
U01. 1本目「6JS6A」。 Gm測定=11000μmho、 Ip=101.0mA。
                  測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
U02. 2本目「6JS6A」。 Gm測定=11500μmho、 Ip=113.8mA。
                  測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
U.TubeTester HickokTV−2B/Uによる付属真空管測定
  • 5台目付属 6LF6 Gm(相互コンダクタンス)、IP測定。
    • 測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」で測定。
      • 5−1本目 Gm測定=14500μmho、 Ip= 98.7mA。
        5−2本目 Gm測定=13500μmho、 Ip=109.5mA。
        5−3本目 Gm測定=12500μmho、 Ip= 98.3mA。
        5−4本目 Gm測定=10500μmho、 Ip=104.4mA。
        5−5本目 Gm測定=13800μmho、 Ip=104.0mA。
        5−6本目 Gm測定=12500μmho、 Ip=105.1mA。
        5−7本目 Gm測定=12500μmho、 Ip=100.2mA。
        5−8本目 Gm測定=12700μmho、 Ip=106.4mA。
  • 6台目付属 6LF6 Gm(相互コンダクタンス)、IP測定。
    • 測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」で測定。
      • 6−1本目 Gm測定=15000μmho、 Ip=103.1mA。
        6−2本目 Gm測定=15000μmho、 Ip= 92.5mA。
        6−3本目 Gm測定=14000μmho、 Ip= 99.1mA。
        6−4本目 Gm測定=13000μmho、 Ip= 98.3mA。
        6−5本目 Gm測定= 9500μmho、 Ip= 71.4mA。
        6−6本目 Gm測定= 7000μmho、 Ip= 67.9mA。
        6−7本目 Gm測定= 9300μmho、 Ip= 75.6mA。
        6−8本目 Gm測定=11700μmho、 Ip= 93.8mA。
  • 6FS5 Gm、IP測定。
    • 相互コンダクタンス=10000μmho、Ip=9mAがRCAの規格値。
      5台目付属1本目 Gm測定=2300μmho、 Ip=5.10mA。
      5台目付属2本目 Gm測定=4200μmho、 Ip=6.18mA。
      6台目付属1本目 Gm測定=4700μmho、 Ip=7.24mA。
      6台目付属2本目 Gm測定=3200μmho、 Ip=4.73mA。
  • 12AX7 Gm、IP測定。
    • 相互コンダクタンス=1600μmho、Ip=1.2mAがRCAの規格値。
      5台目付属ユニット1 Gm測定=2200μmho、IP=2.15mA。
             ユニット2 Gm測定=2900μmho、IP=3.14mA。
      6台目付属ユニット1 Gm測定=2500μmho、IP=2.17mA。
             ユニット2 Gm測定=2380μmho、IP=1.95mA。

V.TubeTester HickokTV−2B/Uによる購入真空管測定
  • ECC83MG Gm、IP測定。
    • 相互コンダクタンス=1600μmho、Ip=1.2mAがRCAの規格値。
      5台目付属ユニット1 Gm測定=2120μmho、IP=1.88mA。
             ユニット2 Gm測定=2120μmho、IP=1.88mA。
      6台目付属ユニット1 Gm測定=2000μmho、IP=1.78mA。
             ユニット2 Gm測定=2100μmho、IP=1.84mA。

W.TubeTester HickokTV−2B/Uによる予備真空管測定
  • 予備 6LF6 Gm(相互コンダクタンス)、IP測定。
    • 測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」で測定。
      • 予備1本目 Gm測定=15000μmho、 Ip=104.6mA。
        予備2本目 Gm測定=15000μmho、 Ip=105.1mA。
        予備3本目 Gm測定=13000μmho、 Ip=115.5mA。
        予備4本目 グロー放電菅=不良品。
U. TubeTester HickokTV−2B/Uによる付属真空管測定。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
U0. 真空管「6FS5」の規格。
            真空管ハンドブック(規格表)の相互コンダクタンス=10000μmho
            「Ep=275V、Esg=135V、Ip=9mA、Eg1=−0.2V」
            RC-30 Receiving Tube Manualより
付属真空管「6FS5」左から 5台目付属1、2本目 6台目付属1、2本目。
U11. 5台目付属1本目「6FS5」。 Gm測定=2300μmho、 Ip=5.10mA。
               測定条件、「Ep=250V、Esg=140V、Eg1=−0.2V」、Bレンジ=15000μmhoの測定。
U12. 5台目付属2本目「6FS5」。 Gm測定=4200μmho、 Ip=6.18mA。
プレート電流波形を観測しながら測定する。
U13. 6台目付属1本目「6FS5」。 Gm測定=4700μmho、 Ip=7.24mA。
               測定条件、「Ep=250V、Esg=140V、Eg1=−0.2V」、Bレンジ=15000μmhoの測定。
U14. 6台目付属2本目「6FS5」。 Gm測定=3200μmho、 Ip=4.73mA。
プレート電流波形を観測しながら測定する。
U2. 真空管「12AX7」の規格。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
       真空管ハンドブック(規格表)の12AX7(ECC83) 相互コンダクタンス=1600μmho
         「Ep=250V、Ip=1.2mA、Eg1=−2V」
1960/1962/1964/1966ナショナル真空管ハンドブック、1995オーディオ用真空管マニアル、60/62/69東芝電子管ハンドブック、1962日立電子管ハンドブック、1965/1971全日本真空管マニュアル、RC15/19/26/27/28/29/30 Receiving Tube Manual、1966/実用真空管ハンドブック、1995世界の真空管カタログより。 (1960/1962ナショナル真空管ハンドブック、インプレス オーディオ用真空管マニアル、RC−30 Receiving Tube Manualより)
真空管「12AX7」。左から 5台目付属、6台目付属。足の緑青が出ている。
U21. 5台目付属「12AX7」 ユニット1。 Gm測定=2200μmho、IP=2.15mA。
        Cレンジ=3000μmhoレンジでの測定、「Ep=250V、Eg1=−2V」
U22. 5台目付属「12AX7」ユニット2。 Gm測定=2900μmho、IP=3.14mA。
プレート電流波形を観測しながら測定する。
U23. 6台目付属「12AX7」 ユニット1。 Gm測定=2500μmho、IP=2.17mA。
        Cレンジ=3000μmhoレンジでの測定、「Ep=250V、Eg1=−2V」
U24. 6台目付属「12AX7」ユニット2。 Gm測定=2380μmho、IP=1.95mA。
プレート電流波形を観測しながら測定する。
U3. 付属真空管「6LF6」の規格。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
           真空管ハンドブック(規格表)の相互コンダクタンス=??μmho
            「Ep=160V、Esg=160V、Ip=1400mA、Eg1=0V」
            RC-30 Receiving Tube Manualより
            tv2b/uでは最大プレート電流が100mAなのでEg1=−35Vに電圧を下げて測定。
5台目付属真空管「6LF6」右から1番目、2番目、、、、8番目。
U31. 5台目付属1本目「6LF6」。 Gm測定=14500μmho、 Ip=98.7mA。
                 測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
U32. 5台目付属2本目「6LF6」。 Gm測定=13500μmho、 Ip=109.5mA。
U33. 5台目付属3本目「6LF6」。 Gm測定=12500μmho、 Ip=98.3mA。
                 測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Aレンジ=30000μmhoでの測定。
U34. 5台目付属4本目「6LF6」。 Gm測定=10500μmho、 Ip=104.4mA。
U35. 5台目付属5本目「6LF6」。 Gm測定=13800μmho、 Ip=104.0mA。
                  測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
U36. 5台目付属6本目「6LF6」。 Gm測定=12500μmho、 Ip=105.1mA。
U37. 5台目付属7本目「6LF6」。 Gm測定=12500μmho、 Ip=100.2mA。
                  測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
U38. 5台目付属8本目「6LF6」。 Gm測定=12700μmho、 Ip=106.4mA。
U4. 6台目付属真空管の測定。
6台目付属真空管「6LF6」右から1番目、2番目、、、、8番目。
U41. 6台目付属1本目「6LF6」。 Gm測定=15000μmho、 Ip=103.1mA。
                 測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
U42. 6台目付属2本目「6LF6」。 Gm測定=15000μmho、 Ip=92.5mA。
U43. 6台目付属3本目「6LF6」。 Gm測定=14000μmho、 Ip=99.1mA。
                 測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
U44. 6台目付属4本目「6LF6」。 Gm測定=13000μmho、 Ip=98.3mA。
U45. 6台目付属5本目「6LF6」。 Gm測定=9500μmho、 Ip=71.4mA。
                  測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
U46. 6台目付属6本目「6LF6」。 Gm測定=7000μmho、 Ip=67.9mA。
U47. 6台目付属7本目「6LF6」。 Gm測定=9300μmho、 Ip=75.6mA。
                  測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
U48. 6台目付属8本目「6LF6」。 Gm測定=11700μmho、 Ip=93.9mA。
測定に使用する変換アダプター。 左=50CA10→US8ピン、右=6LF6→US8ピン。
V.TubeTester HickokTV−2B/Uによる購入真空管測定
V0. 購入真空管「ECC83MG」の規格。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
       真空管ハンドブック(規格表)のECC83MG(12AX7) 相互コンダクタンス=1600μmho
         「Ep=250V、Ip=1.2mA、Eg1=−2V」
1960/1962/1964/1966ナショナル真空管ハンドブック、1995オーディオ用真空管マニアル、60/62/69東芝電子管ハンドブック、1962日立電子管ハンドブック、1965/1971全日本真空管マニュアル、RC15/19/26/27/28/29/30 Receiving Tube Manual、1966/実用真空管ハンドブック、1995世界の真空管カタログより。 (1960/1962ナショナル真空管ハンドブック、インプレス オーディオ用真空管マニアル、RC−30 Receiving Tube Manualより)
真空管「ECC83MG」。左から 5台目付属、6台目付属。
V11. 5台目付属「ECC83MG」 ユニット1。 Gm測定=2120μmho、IP=1.88mA。
        Cレンジ=3000μmhoレンジでの測定、「Ep=250V、Eg1=−2V」
V12. 5台目付属「ECC83MG」ユニット2。 Gm測定=2120μmho、IP=1.88mA。
プレート電流波形を観測しながら測定する。
V13. 6台目付属「ECC83MG」 ユニット1。 Gm測定=2000μmho、IP=1.78mA。
        Cレンジ=3000μmhoレンジでの測定、「Ep=250V、Eg1=−2V」
V14. 6台目付属「ECC83MG」ユニット2。 Gm測定=2100μmho、IP=1.84mA。
プレート電流波形を観測しながら測定する。
W.TubeTester HickokTV−2B/Uによる予備真空管測定
W0. 予備真空管「6LF6」の規格。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
           真空管ハンドブック(規格表)の相互コンダクタンス=??μmho
            「Ep=160V、Esg=160V、Ip=1400mA、Eg1=0V」
            RC-30 Receiving Tube Manualより
            tv2b/uでは最大プレート電流が100mAなのでEg1=−35Vに電圧を下げて測定。
予備真空管「6LF6」右から1番目、2番目、、、4番目。
W1. 予備1本目「6LF6」。 Gm測定=15000μmho、 Ip=104.6mA。
                 測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
W2. 予備2本目「6LF6」。 Gm測定=15000μmho、 Ip=105.1mA。
W3. 予備3本目「6LF6」。 Gm測定=13000μmho、 Ip=115.5mA。
                 測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
W4. 予備4本目「6LF6」。 グロー放電菅=不良品。
S. CounterPoint SA−4 の仕様(マニアル・カタログより) 
型式 管球式モノラルパワーアンプ SA−4
出力 140W(8Ω)
280W(16Ω)
周波数帯域幅 0.1Hz〜50kHz
歪率 0.1%以下(最大出力時)
0.02%(20W出力時)
使用真空管 ECC83
6LF6 x8
6FS5 x2
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 200W(通常使用時)、700W(実行出力時)
外形寸法 幅480x高さ170x奥行480mm
重量 26kg
その他 ブループリント基盤..後期型
グレイ基盤..前期型。
価格 ¥1,000,000(1台、1984年発売)
¥900,000(1台、年代不明)
          6lf6_5h  6fs5_6j  6lf6_56f  12ax7_568  ecc83mg_8
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