Lo−D HCA−8000 修理記録
  平成13年10月
A. 修理前の状況
  片方から音が出ません、もう片方からは、ボリュームの位置が、
  9時から11時の範囲だけノイズ交じりで少し音が出ます。
  電源スイッチ等からも操作をすると、ぶちっ、と音がします。
  Lチャンネルから「ガリガリ」という音がしはじめる。
  電源を落とし、再度、入れなおしてしばらくの間は大丈夫ですが、
  30分もするとLチャンネルから「ガリガリ」という音がしはじめ、
  だんだん大きくなり「バリバリ」という音になってプロテクトが働き音が鳴らなくなります。

B. 原因
  AMPのTR(トランジスター)劣化
  AMPのICの劣化

C. 修理状況
  出力AMPのIC交換
  メインVR、バランスVRの修理
  定電圧TR(トランジスター)交換
  配線手直し、補強

D. 使用部品
  出力AMPのIC交換            2個
  定電圧TR(トランジスター)      4個
  AMP TR(トランジスター)       2個
  電解コンデンサ-               4個
  抵抗                     6個

E. 修理費  26,000円   通常修理

S. HCA−8000 の仕様(カタログ・マニアルより)

C.修理状況
1.上蓋を取り清掃後
2.基板取りだし修理
3.ガリVRを取り出し修理する。本当は交換したいが、代替え品なし。
4.バラ(分解)して接点復活剤で磨き、バネを強くする
5.調整中。
6.12時間エージング 隣の山水B−2301L(300W/300W)とお話中。
S. HCA−8000 の仕様(カタログ・マニアルより) 
型式 コントロールアンプ HCA−8000
入力感度/インピーダンス Phono MM:2.5mV/22kΩ、47kΩ、100kΩ
Phono MC:0.1mV、2.5mV/100Ω
Tuner、Aux、Tape1/2:150mV/47kΩ
Phono最大許容入力 MM:260mV、MC:10mV
出力レベル/インピーダンス Tape rec out1/2:150mV/600Ω、Pre out:1V/600Ω
SN比(IHF-Aネットワーク) Phono MM:91dB(2.5mV入力時)
Phono MC:75dB(0.25mV入力時)
Tuner、Aux、Tape1/2:104dB
全高調波歪率 Phono MM/MC:0.005%以下
Tuner、Aux、Tape:0.005%以下
トーンコントロール Bass:±8dB(50Hz、100Hz/ターンオーバー周波数150Hz、300Hz)
Treble:±8dB(10kHz、20kHz/ターンオーバー周波数3kHz、6kHz)
フィルター特性 Low:15Hz、6dB/oct
ミューティング -20dB
ACアウトレット 電源スイッチ連動:2系統、電源スイッチ非連動:2系統
定格消費電力 13W
外形寸法 幅435x高さ83x奥行292mm
重量 4.5kg
価格 ¥70,000(1982年頃)
          
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