Sansui SM−A1 修理記録
平成24年10月20日持込   平成25年2月28日完成
A. 修理前の状況
  • 電源入りますが、出力しません。


B. 原因
  • 経年劣化。


C. 修理状況
  • 1部FET(電界効果トランジスター)交換
    電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    配線手直し、補強。


D. 使用部品
  • FET(電界効果トランジスター)                    4個。
    電解コンデンサー                         35個。
    リレー                                2個。


E. 調整・測定

F. 修理費  85,000円    オーバーホール修理。

S. Sansui SM−A1 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 右から見る
A14. 点検中 後から見る
A15. 点検中 後左から見る
A16. 点検中 左から見る
A17. 点検中 上から見る
A21. 点検中 下左から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下右から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る
A31. 点検中 下蓋を外し、下から見る
A32. 点検中 電源部に修理履歴あり。
C. 修理状況。
C11. 修理前 基板。
C12. 修理後 基板。
C21. 修理前 基板裏。
C22. 修理後 基板裏。
C23. 完成基板裏  洗浄後防湿材を塗る。 3度塗りするので、クッキリ感が出ない。
C31. 修理前 AMP基板。
C32. 修理後 AMP基板 リレー2個、FET(電界効果トランジスター)4個、電解コンデンサー22個交換。
C33. 修理前 AMP基板裏
C34. 修理(半田補正)後 AMP基板裏。
C35. 完成AMP基板裏  洗浄後防湿材を塗る。 3度塗りするので、クッキリ感が出ない。
C41. 修理前 DC-DC基板
C42. 修理後 DC-DC基板 電解コンデンサー13個 交換。
C43. 修理前 DC-DC基板裏。
C44. 修理(半田補正)後 DC-DC基板裏。
C45. 完成DC-DC基板裏  洗浄後防湿材を塗る。 3度塗りするので、クッキリ感が出ない。
C5. 交換した部品
C61. 修理前 下から見る
C62. 修理後 下から見る
E. 測定・調整
E1. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
車での使用が前提なので、電源をバッテリで供給バッテリーの上の電圧計で監視(=11.8V)
E21. 50Hz入力、R側SP出力電圧23V=66W出力、 0.058%歪み。
              L側SP出力電圧24V=72W出力、 0.057%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. 100Hz入力、R側SP出力電圧24V=72W出力、 0.060%歪み。
               L側SP出力電圧24V=72W出力、 0.055%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. 500Hz入力、R側SP出力電圧24V=72W出力、 0.046%歪み。
               L側SP出力電圧24V=72W出力、 0.042%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. 1kHz入力、R側SP出力電圧24V=72W出力、 0.059%歪み。
              L側SP出力電圧24V=72W出力、 0.055%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. 5kHz入力、R側SP出力電圧24V=72W出力、 0.014%歪み。
              L側SP出力電圧24V=72W出力、 0.022%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. 10kHz入力、R側SP出力電圧24V=72W出力、 0.018%歪み。
               L側SP出力電圧24V=72W出力、 0.024%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. 50kHz入力、R側SP出力電圧23V=66W出力、 0.031%歪み。
               L側SP出力電圧23V=66W出力、 0.035%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E28. 100kHz入力、R側SP出力電圧20V=50W出力、 0.048%歪み。
                L側SP出力電圧20V=50W出力、 0.048%歪み。
               「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
              この当たりから、フイルターが効いてきます。
E4. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。
S. Sansui SM−A1 の仕様(マニアルより) 
定格出力
寸法 W×H×Dmm
重量
                  sm-a1-16
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