Sansui AU−α907i MOSLimited.  3台目修理記録
平成14年11月26日到着   12月22日完成
注意 このAMPはSP出力の線(アース側)も増幅しています。
    アースに接続してはいけません。RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません
    又、DC−入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=詳しくはここ参照
A. 修理前の状況
  • チューンUPが目的。

B. 原因

C. 修理状況
  • SP接続リレー交換(容量1.5倍の同型新タイプ使用)。
    バランス、バイアス調整用 半固定VR交換。
    初段FET(電界効果トランジスター)。
    カップリング電解コンデンサー交換。
    配線手直し、補強。
    各基板、半田補正。
    電解コンデンサーを全部(6個の大容量は除く)オーディオ用に交換(ミューズを62個使用)。
    終段FET(電界効果トランジスター)交換。
    バランスVR交換。

D. 使用部品
  • SP接続リレー                      2個。
    バランス、バイアス調整用 半固定VR      12個。
    FET(電界効果トランジスター)               8個。
    抵抗。
    電解コンデンサー                   62個。
    終段FET(電界効果トランジスター)交換                     16個。
    バランスVR                        1個。

E. 調整・測定

F. 修理費  110,000円    オーバーホール修理。

S. Sansui AU−α907iMOSLimited の仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の状況
終段FET(電界効果トランジスター)交換
 右=使用されていた100WFET(電界効果トランジスター)  左=今回使用するFET(電界効果トランジスター)150W  全て東芝製品
電解コンデンサーを全部(A−1.の上の6個の大容量は除く)オーディオ用に交換
       下記のミューズを62個使用(大きさ、容量異なる)
A−1. 修理前 上から 電解コンデンサー上の緑テープは識別用
A−2. 修理前 下から
C. 修理状況
C1. 修理前 EQ基板
C2. 修理後 EQ基板 音が通る結合(カップリング)コンデンサーは、BPコンデンサーに交換したので2個→1個
C3. 修理前 EQ基板裏
C4. 修理後(ハンダ補正) EQ基板裏  全ての半田をやり修す
C5. 修理前 コントロール基板
C6. 修理後 コントロール基板 音が通る結合(カップリング)コンデンサーは、BPコンデンサーに交換したので2個→1個
C7. 修理前 コントロール基板裏
C8. 修理(ハンダ補正)後 コントロール基板裏  全ての半田をやり修す
C9. 修理前 コントロール基板U
C10. 修理後 コントロール基板U バランスVR交換
C11. 修理前 コントロール基板U裏
C12. 修理(ハンダ補正)後 コントロール基板U裏  全ての半田をやり修す
C13. 修理前 切り替SW基板
C14. 修理(ハンダ補正)後 切り替SW基板裏  全ての半田をやり修す
C15. 修理前 SP接続リレー&プロテクト基板
C16. 修理後 SP接続リレー&プロテクト基板 リレー2個、電解コンデンサー交換
C17. 修理前 SP接続リレー&プロテクト基板裏 SP端子、リレーは取り外し後
C18. 修理(ハンダ補正)後 SP接続リレー&プロテクト基板裏  全ての半田をやり修す
C19. 修理前 R側終段基板
C20. 修理後 R側終段基板 半固定VR4個、初段FET(電界効果トランジスター)2個、電解コンデンサー交換
C21. 修理前 L側終段基板
C22. 修理後 L側終段基板 半固定VR4個、初段FET(電界効果トランジスター)2個、電解コンデンサー交換
C23. 修理前 R側終段基板裏
 C24. 修理前 R側終段基板裏 半田不良予備郡 拡大
C25. 修理(半田補正)後 R側終段基板裏  全ての半田をやり修す
C26. 修理前 L側終段基板裏
C27. 修理(半田補正後)後 L側終段基板裏  全ての半田をやり修す
C28. 修理前 電源基板
C29. 修理後 電源基板 電解コンデンサー交換
C30. 修理前 電源基板裏
C31. 修理前 電源基板裏 半田不良予備郡 拡大
C32. 修理後(ハンダ補正) 電源基板裏  全ての半田をやり修す
C33. 修理前 半田付けが悪く、撚り線が1本出ている 衰退する企業は現場が悪い為か?
C34. 止めネジも増やしている
C35. 何時ものパネル清掃
C36. 完成 上から
C37. 完成 上から
C38. 交換部品 終段FET(電界効果トランジスター)は除く
E. 測定・調整
E1. 出力確認、調整
E2. R側 29V=105W 歪率=0.08% AUX入力 1000HZ
E3. L側 29V=105W 歪率=0.08% AUX入力 1000HZ
E4. R側 29V=105W 歪率=0.08% AUX入力 400HZ
E5. L側 30V=112W 歪率=0.08% AUX入力 400HZ
E6. R側 29V=105W 歪率=0.0?% MM入力 1000HZ
E7. L側 30V=112W 歪率=0.0?% MM入力 1000HZ
E8. R側 29V=105W 歪率=0.0?% MM入力 400HZ
E9. L側 29V=105W 歪率=0.0?% MM入力 400HZ
E10. その時の無信号時電源電圧
E10A. RL105W出力時電源電圧
E11. 12時間エージング
S. Sansui AU−α907iMOSLimited の仕様(カタログ・マニアルより)
型式 インテグレーテッドアンプ Sansui AU−α907iMOSLimited
パワーアンプ部
実効出力(10Hz〜20kHz、両ch同時作動) 6Ω=100W+100W、 8Ω=80W+80W
全高調波歪率(実効出力時) 0.01%以下(8Ω)
周波数特性(1W) DC〜300kHz、+0 -3dB
混変調歪率 0.01%以下(8Ω)
ダンピングファクター 150(8Ω)
入力感度/インピーダンス 1V/5kΩ(1kHz)
SN比(Aネットワーク) 120dB以上
ダイナミックパワー 6Ω=100W、 4Ω=130W、 2Ω=170W
TIM歪(SAWTOOTH) 測定限界値以下
スルーレイト 200V/μsec
ライズ・タイム 0.5μsec
プリ・アンプ部
入力感度/インピーダンス(1kHz) Phono MM=2.5mV/47kΩ
Phono MC=300μV/100Ω
CD、Tuner、Line、Tape/DAT1・2=150mV/20kΩ
Phono最大許容入力 MM(THD 0.01%)=250mV
MC(THD 0.1%)=25mV
周波数特性(1W) Phono MM=20Hz〜20kHz、±0.2dB
CD、Tuner、Line、Tape/DAT-1・2=DC?300Hz、+0 -3dB
SN比(Aネットワーク) Phono MM=90dB以上
Phono MC=75dB以上
CD、Tuner、Line、Tape/DAT-1・2=110dB以上
サブソニックフィルター 16Hz(-3dB)、6dB/oct
ラウドネス 50Hz=+4dB
10kHz=+3dB
総 合
定格消費電力 280W
外形寸法 幅466×高さ166×奥行453mm
重量 34.0kg
価格 410,000(1994年発売)
                a907mou1a
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