SANSUI TU−777. 2台目修理記録
AU−777D 4台目と同じユーザーです                         平成18年5月28日持込  5月31日完成
  • A. 修理前の状況
      FM感度悪く、ステレオ受信しない。

  • B.原因
      経年変化による劣化

  • C. 修理状況
       RF増幅、、トラッキング、IF回路、MPX回路、修理・調整
      AM回路調整
      半固定VR交換
      電解コンデンサーをオーデオ用に交換
      各部半田補正
      照明ランプ交換
      フライホイール修理

  • D.使用部品
      電解コンデンサ−(ミューズ使用)             28個
      TR(トランジスター)                      3個
      半固定VR                            5個
      照明ランプ                            5個


  • E.調整・測定

  • F. 修理費  55,000円 「オーバーホール修理」

A. 修理前の状況
A1. 修理前点検中 前から見る、非常に綺麗、ダイアルの文字が青いのは新しいバジョン?
A2A. 修理前点検中 上から見る、埃が一杯
A2B. 修理前点検中 清掃後、上から見る
A3A. 修理前点検中 下から見る
A4A. 修理前点検中 ヒビが入ったフライホイール
A4B. 修理前点検中 ヒビが入ったフライホイール2
A5. 修理前点検中  色の変わった電解コンデンサー
C. 修理状況
C1A. 修理前 FMフロントエンド RF2段増幅
C1B. 修理後 フロント・エンド
C1C. 修理前 フロント・エンド裏
C1D. 修理(半田補正後)後 フロント・エンド
C2A. 修理前 IF基板
C2B. 修理後 IF基板 電解コンデンサー8個、半固定VR3個交換
C2C. 修理前 FM−IF基板裏
C2C−1. 修理中 FM−IF基板裏 大きな電解コンデンサーが何の固定もなく、取り付けられている
C2D. 修理(半田補正)後 FM−IF基板裏 全半田やり直し
C2E. 完成FM−IF基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。 
C3A. 修理前 FM−MPX基板
C3B. 修理後 FM−MPX基板  電解コンデンサー6個交換
C3C. 修理前 FM−MPX基板基板裏
C3D. 修理(半田補正)後 FM−MPX基板裏 全半田やり直し
C3E. 完成FM−MPX基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C4A. 修理前 FMステレオ表示基板
C4B. 修理後 FMステレオ表示基板 電解コンデンサー3個、半固定VR2個、TR(トランジスター)3個交換
C4C. 修理前 FMステレオ表示基板裏
C4D. 修理(半田補正)後 FMステレオ表示基板裏 全半田やり直し
C4E. 完成FMステレオ表示基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C5A. 修理前 出力AMP基板
C5B. 修理後 出力AMP基板 電解コンデンサー6個交換
C5C. 修理前 出力AMP基板裏
C5D. 修理(半田補正)後 出力AMP基板裏 全半田やり直し
C5E. 完成出力AMP基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C6A. 修理前 整流基板
C6B. 修理後 整流基板 電解コンデンサー3個交換
C6C. 修理前 整流基板裏
C6D. 修理(半田補正)後 整流基板裏 全半田やり直し
C6E. 完成整流基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C7A. 修理前 電源電解コンデンサー
C7B. 修理後 電源電解コンデンサー 増量して交換
C8A. 修理前 ヒビが入ったフライホイール前
C8B. 修理後 ヒビが入ったフライホイール前、ヒビにラッカー流し込み、最後に異なる色ラッカーで塗装する
C8C. 修理前 ヒビが入ったフライホイール後
C8D. 修理後 フライホイール後、ヒビにラッカー流し込み、最後に異なる色ラッカーで塗装する
C9. パネル清掃
CA. 交換部品
CBA. 修理前 上から
CBB. 修理後 上から
CBC. 修理前 下から
CBD. 修理後 下から
E. 調整・測定
E1. FM受信感度、歪み、分離度測定調整
     <見方>
   上段右=AM・FMステレオ信号発信器
   中段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   中段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   中段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   中段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力 RL電圧計の出力を測定しているのでレンジが異なる場合比較注意
   下段中右上 デジタル電圧計=出力電圧測定RLは切り替えて測定
E2A. FM受信感度、歪み、分離度測定調整。Log1500/10=48.9dB。
      見方
     FMステレオ信号発信器より 82MHZで 400Hの 変調信号を 40dBで出す
     これを受信し出力を測定する
     L出力=10mV(Max50mVレンジ)    R出力=1.5V(Max1.5Vレンジ)
     歪み率、L出力=--%、右出力=0.8%
     出力波形 上=R出力、下=L出力 (RLでレンジが異なるので注意、Lは1/30です)
E2B. FM受信感度、歪み、分離度測定調整。Log1500/10=43.5dB。
      見方
     FMステレオ信号発信器より 82MHZで 400Hの 変調信号を 40dBで出す
     これを受信し出力を測定する
     L出力=1.5V(Max1.5Vレンジ)    R出力=10mV(Max50mVレンジ)
     歪み率、L出力=0.8%、右出力=−%
     出力波形 上=R出力、下=L出力 (RLでレンジが異なるので注意、Rは1/30です)
E3. AM 感度測定調整
    見方
     上のAM信号発信器より 1400KHZで 400Hの 50%変調信号を 50dBで出す
     これを受信し出力を測定する、
     L出力=0.6V(Max1.5Vレンジ)    R出力=0.6V(Max1.5Vレンジ)
     歪み率、L出力=2%、右出力=2%
     出力波形 上=R出力、下=L出力。
E4.  24時間エージング。
                     tu777-2-1e
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