JVC Victor JL−T77 修理記録
包装はこちら参考          平成24年12月10日到着  12月26日完成 
A. 修理前の状況
  • 40年近く前に、新品で購入しました。
    20年前に友人に譲ったのですが、「使用しない」と言うことで帰ってきました。
    10年近く使われていなかった模様です。
    譲った時には、45回転のスイッチに不具合がありましたが、友人自身で修理した ようです。
    1度はメーカで修理(マイクロスイッチ交換)しましたが、2度目は「部品 がない」と言うことで断られました。
    ストロボ(放電管)の輝度が時々急変し ます。放電管のガラスに、放電による黒ずみがついています。
    回転が不安定になったことは、既にお知らせしましたが、回転する時に小さく「カサコソ」と何かとに触れるような音がします。
    しかし、電源を落とすと回転中でも音はしなくなります。


B. 原因

  • 経年劣化。

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換。
    半固定VR交換。
    モーターをオーバーホール(修理・清掃・給油)。
    フイルムコンデンサー1部交換。
    TR(トランジスター)1部交換。
    ネオン管交換。

M. モーター修理状況

D. 使用部品
  • 電解コンデンサー            13個。
    半固定VR                 3個。
    フイルムコンデンサー          6個。
    TR(トランジスター)           17個。
    ネオン管                  2個。
    抵抗                     2個。

E. 調整・測定

F. 修理費   65,000円  オーバーホール修理
                       3台目からの、お馴染みさん価格

S. JVC JL−T77 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A11. 点検中 前から見る。
A12. 点検中 後から見る。
A122. 点検中 銘板。
A13. 点検中 上から見る。
A21. 点検中 下から見る。
A22. 点検中 下前から見る。
A23. 点検中 下後から見る。
A31. 点検中 タンテーブルを取り、上から見る。
A41. 点検中 タンテーブル、上から見る。
A42. 点検中 タンテーブルを裏側から見る。
A51. 点検中 回転数ストロボ表示。
C. 修理状況
C10. 修理中 モータ、基板を取り外した架台。
C11. 修理前 基板
C112. 修理中 基板電解コンデンサー固定接着材、トルエンが使用してあり、銅線を犯す。
C113. 修理後 基板電解コンデンサー固定接着材接着材、取り去り、コート液を塗布する。
C12. 修理後 基板 半固定VR2個、電解コンデンサー10個、TR(トランジスター)8個交換
C122. 完成基板 コート液を塗布する。
C13. 修理前 基板裏
C14. 修理(半田補正)後 基板裏 全半田をやり直す
C15. 完成基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄し、コート液を塗布する。
C21. 修理前 基板2
C22. 修理後 基板2 TR(トランジスター)9個、フイルムコンデンサー6個交換
C122. 完成基板2 コート液を塗布する。
C23. 修理前 基板2裏
C24. 修理(半田補正)後 基板2裏。
C25. 完成基板2裏 不要なフラックスを取り、洗浄し、コート液を塗布する。
C31. 修理前 電源基板
C312. 修理前 電源基板電解コンデンサー固定接着材、トルエンが使用してあり、銅線を犯す。
C313. 修理後 電源基板電解コンデンサー固定接着材、取り去り、コート液を塗布する。
C32. 修理後 電源基板 半固定VR1個、電解コンデンサー3個交換
C33. 修理前 電源基板裏
C34. 修理(半田補正)後 電源基板裏。
C35. 完成電源基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄し、コート液を塗布する。
C41. 修理中 ストロブ部点検・清掃。
C41. 修理中 ストロブ部点検・清掃。
C51. 修理前 回転微調整用VR。
C52. 修理後 回転微調整用VR、 ガリ防止の為、ジャンパーする。
C61. 交換部品
C62. 交換部品、 足黒TR(トランジスター)
C71. 修理前 上から見る。
C72. 修理後 上から見る。
C73. 修理前 下から見る。
C74. 修理後 下から見る。
M. モーター修理状況
M11. 修理中 モーター固定子、20極巻線!!
M12. 修理中 モーター固定子 下側軸受け、グリスが真っ黒で少し固着。
M13. 修理中 モーター固定子、上側軸受け、グリスが真っ黒で少し固着。
M21. 修理中 回転子(アウターロータ)。
M22. 修理中 回転子(アウターロータ)反対側。
M23. 修理中 回転子(アウターロータ)、CRCで洗浄し、鉱物油を軽く塗布。
M23. 修理中 回転子(アウターロータ)反対側、CRCで洗浄し、鉱物油を軽く塗布。
M31. 修理中 モーター軸、真ん中のみぞ下の黒い部分が軸受けに当たる所。
M32. 修理中 清掃後モーター軸。
M41. 修理中 モーター軸の下のボール。
M42. 修理中 固定子の軸受け部、グリスが真っ黒で固着。
M42. 修理中 固定子の軸受け部、テフロンライナーが削れている。
E. 調整・測定
E21. 回転測定・調整。
E22. 33回転測定。 その時の内蔵ストロボ表示。
E23. 33回転測定。 その時のストロボ表示。
E31. 45回転測定。 その時の内蔵ストロボ表示。
E32. 45回転測定。 その時のストロボ表示。
S. JVC JL−T77 の仕様(マニアル・カタログより) 
型式 ターンテーブル JL-T77
モーター 20極60スロット6フェーズによるDCダイレクトドライブモーター
駆動方式 ダイレクトドライブ方式
回転数 33 1/3、45rpm
回転数調整範囲 ±3%
起動特性 1/2回転で正常動作
ワ・フラッター 0.03%WRMS
S/N 60dB
ターンテーブルの材質 31cmアルミダイキャスト製
価格 53,000/1975年頃
                      jl-t77-1m
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