MICROSEIKI SX−111FV. 6台目修理記録
「同時修理 RP1110. 20台目」     平成27年10月11日持込  平成28年1月10日完成
A. 修理前の状況
  • 知り合いから譲って頂いたのですが20年くらい使っていなかったそうです。
    ポンプの圧力不足かと思います。
    ポンプ裏側のビスが錆びて頭が取れて蓋が外れません。
    使用時間は短いとの事でした?


B. 原因
  • 各部経年劣化。
    エアーポンプ(RP1110. 20台目)はポンプユニット不良で圧力不足。
    モーターは無負荷でも異音発生。
    タンテーブル軸オイルシールOリング劣化。

C. 修理状況

W. 下蓋及び本体木部 修理状況

D. 使用部品
  • 電解コンデンサー       10個。
    半固定VR            2個。
    フイルムコンデンサー      2個。
    3Pインレット        1個。 FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ。
    タンテーブル軸オイルシールOリング  1個。
    オイル。


E. 調整・測定

F. 修理費   115,000円

S. MICRO SEIKI SX−111FV の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の点検状況
A11. 点検中、前から見る。
A12. 点検中、前右から見る。
A13. 点検中、後から見る。
A14. 点検中、後左から見る。
A21. 点検中、下前から見る。
A22. 点検中、下前左から見る。
A23. 点検中、下後から見る。
A24. 点検中、下後右から見る。
A31. 点検中、上から見る。
A32. 点検中、タンテーブルを外し上から見る。
A33. 点検中、ガラステーブルを見る。
A34. 点検中、テーブル軸を見る。
A41. 点検中 下から見る。
A412. 点検中 下から見る。 圧縮材のはく離、湿気の多い所に保存か?
A413. 点検中 下から見る。 圧縮材のはく離2、湿気の多い所に保存か?
A42. 点検中 下蓋を外し、下から見る。
A51. 点検中、ターンテーブル。
A52. 点検中、上ターンテーブル裏。
A53. 点検中、ターンテーブル裏。
A54 点検中、ターンテーブル裏、反対側。
C55 点検中、ターンテーブル軸受け。
C56 点検中、ターンテーブル軸受け、反対側。
A61. 点検中、駆動モーター取り付け部。
A62. 点検中、アーム取り付け部。
A71. 点検中 電源コンセントパネル。
A72. 点検中 電源コンセントパネル。
                      3Pインレットに交換可能。FURUTECH製FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ。
C. 修理状況
C11. 修理前 制御基板
C12 .修理後 制御基板、 半固定VR2個、電解コンデンサー7個、フイルムコンデンサー2個交換
C13. 修理前 制御基板裏
C14. 修理(半田補正)後 制御基板裏
C15. 完成制御基板基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C21. 修理前 電源・フューズ基板
C212. 修理中 電源・フューズ基板。 トルエン溶媒の接着剤。
C213. 修理中 電源・フューズ基板。 トルエン溶媒の接着剤を取り去り、コートを塗布後。
C41. 修理後 電源・フューズ基板、 電解コンデンサー3個交換
C43. 修理前 電源・フューズ基板裏
C44. 修理(半田補正)後 電源・フューズ基板裏
C45. 完成電源・フューズ基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C51. 修理中 モーター取り出す
C52. 修理中 モーター上側軸受け。 使用オイルが悪いのか? 緑青が発生?
C53. 修理後 モーター上側軸受け。 清掃してCRC塗布。
C54. 修理中 モーター下側軸受け。 使用オイルが悪いのか? 緑青が発生?
C55. 修理後 モーター下側軸受け。 モーター上側軸受け。 清掃してCRC塗布。
C61. 修理中 モーター回転子、軸側。 少し錆びが出ている。
C62. 修理後 モーター回転子、軸側。 錆びを落とし、CRCを浸透する。
C63. 修理中 モーター回転子、FG磁石側。 少し錆びが出ている。
C64. 修理後 モーター回転子、FG磁石側。 錆びを落とし、CRCを浸透する。
C65. 修理中 モーター回転子軸。 キズがある。
C66. 修理中 モーター回転子軸、 縦横比変更してあります。
C71. 修理中 モーターFGコイル。
C72. 修理中 モーター下側軸受け。 油分無!
C73. 修理中 モーターFGコイル、絶縁コートで固定する。
C74. 修理前 モーター移動用ラック歯車。
C75. 修理後 モーター移動用ラック歯車。
C81. 修理前 電源コンセントパネル。
C82. 修理後 電源コンセントパネル。 FURUTECH製FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ。に交換
C83. 修理後 電源コンセントパネル裏。
C91. 修理前  速度調整VR。
C92. 修理後  速度調整VR。 ガリ防止の結線。
C93. 修理前 速度表示LED基板
C94. 修理前 速度表示LED基板裏
C95. 修理(半田補正)後 速度表示LED基板裏
C96. 完成速度表示LED基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
CA1. 修理前 タンテーブル軸受けのOリング。 劣化して伸びている。
CA2. 修理(交換)後 タンテーブル軸受けのOリング。 交換する。
CA3. 修理中 タンテーブル軸はキズも無く綺麗
CA4. 完成タンテーブル軸受け
CB1. 交換部品 RP1110. 20台目も一緒
CC1. 修理前  下から見る
CC2. 修理後  下から見る
CC3. 完成、下から見る。
CC4. 完成  24時間エージング。 左はパイオニヤ SX−737.2台目
W. 下蓋及び本体木部 修理状況
W01. 修理前 タンテーブル軸ユニットを外した本体。アーム取付一体シャーシは接着して有るのでそのまま。
W02. 修理後 タンテーブル軸ユニットを外した本体。
W03. 修理前 アーム取り付け穴。
W04. 修理後 アーム取り付け穴。 キズを消す為と割れを防ぐのに、塗装する。
W05. 修理前 アーム取り付け穴、反対側。
W06. 修理後 アーム取り付け穴、反対側。 キズを消す為と割れを防ぐのに、塗装する
W07. 修理前 モーター取り付け穴。
W08. 修理後 モーター取り付け穴。 キズを消す為と割れを防ぐのに、塗装する。
W09. 修理前 タンテーブル取り付け穴。白いのはカビ!
W0A. 修理後 タンテーブル穴。 キズを消す為と割れを防ぐのに、塗装する。
W0B. 修理前 操作部穴。
W0C. 修理後 操作部穴。 キズを消す為と割れを防ぐのに、塗装する。
W11. 修理前 タンテーブル軸ユニットを外した本体下。アーム取付一体シャーシは接着して有るのでそのまま。
W12. 修理中 本体下。 水性木工ボンドを塗布し、乾燥中。
W13. 修理後 本体下。 水性木工ボンドを塗布し、乾燥後さらに割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W20. 修理前 本体下、 前から。
W21. 修理中 本体下、 前から。 水性木工ボンドを塗布する。
W212. 修理中 本体下、 前から。 圧縮材の膨らみが大きいので、ボンドの生乾きの内に、シャコ万力で圧縮する。
W213. 修理中 本体下、 前から。 圧縮材の膨らみが大きいので、ボンドの生乾きの内に、シャコ万力で圧縮する2。
                        他の3辺も同様に行う。
W22. 修理後 本体下、 前から。 乾燥後さらに割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W23. 修理前 本体下、 右から。 
W24. 修理中 本体下、 右から。 水性木工ボンドを塗布する。
W25. 修理後 本体下、 右から。 乾燥後さらに割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W26. 修理前 本体下、 後から。
W27. 修理中 本体下、 後から。 水性木工ボンドを塗布する。
W28. 修理後 本体下、 後から。 乾燥後さらに割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W29. 修理前 本体下、 左から。
W2A. 修理中 本体下、 左から。 水性木工ボンドを塗布する。
W2B. 修理後 本体下、 左から。 乾燥後さらに割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W31. 修理前 本体下、 モーター取付け部。
W32. 修理中 本体下、 モーター取付け部。 水性木工ボンドを塗布する。
W33. 修理後 本体下、 モーター取付け部。 乾燥後さらに割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W34. 修理前 本体下、 端子取付け部。
W35. 修理中 本体下、 端子取付け部。 水性木工ボンドを塗布する。
W36. 修理中 本体下、 端子取付け部。 乾燥後さらに割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W37. 修理前 本体下、 操作部。
W38. 修理中 本体下、 操作部。 水性木工ボンドを塗布する。
W39. 修理中 本体下、 操作部。 乾燥後さらに割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W41. 修理中 クション足
W51. 修理前 底板表。
W52. 修理(塗装)後 底板表、キズを消す為と割れを防ぐのに、塗装する。
W53. 修理前 底板裏側。
W54. 修理中 底板裏側。 圧縮材に、水性木工ボンドを塗布し、乾燥中。
W55. 修理(塗装)後 底板裏側。 さらに、キズを消す為と割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W61. 修理前 底板裏側、 前から。
W62. 修理中 底板裏側、 前から。 圧縮材に、水性木工ボンドを塗布する。
W63. 修理(塗装)後 底板裏側、 前から。 さらに、キズを消す為と割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W64. 修理前 底板裏側、 右から
W65. 修理中 底板裏側、 右から。 圧縮材に、水性木工ボンドを塗布する。
W66. 修理(塗装)後 底板裏側、 右から。 さらに、キズを消す為と割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W67. 修理前 底板裏側、 後から
W68. 修理中 底板裏側、 後から。 圧縮材に、水性木工ボンドを塗布する。
W69. 修理(塗装)後 底板裏側、 後から。 さらに、キズを消す為と割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W6A. 修理前 底板裏側、 左から
W6B. 修理中 底板裏側、 左から。 圧縮材に、水性木工ボンドを塗布する。
W6C. 修理(塗装)後 底板裏側、 左から。 さらに、キズを消す為と割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W71. 修理前 底板裏側、トランスカバーを取付ける所。
W712. 修理前 底板裏側、トランスカバーを取付ける所。 止めビスが圧縮材を割る。
W713. 修理中 底板裏側、トランスカバーを取付ける所。 シャコ万力で圧縮材を固める。
W72. 修理中 底板裏側、トランスカバーを取付ける所、水性木工ボンドを塗布する。
W73. 修理(塗装)後 底板裏側、トランスカバーを取付ける所、キズを消す為と割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W74. 修理前 底板裏側、トランスカバーを取付ける所、反対側。
W742. 修理前 底板裏側、トランスカバーを取付ける所、反対側。 止めビスが圧縮材を割る。
W75. 修理中 底板裏側、トランスカバーを取付ける所、反対側。水性木工ボンドを塗布する。
W76. 修理(塗装)後 底板裏側、
                トランスカバーを取付ける所、反対側。キズを消す為と割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W77. 修理前 底板裏側、アーム取り付け穴。
W78. 修理中 底板裏側、アーム取り付け穴、水性木工ボンドを塗布する。
W79. 修理中 底板裏側、アーム取り付け穴、さらに、キズを消す為と割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W7A. 修理前 底板裏側、アーム取り付け穴、反対側。
W7B. 修理中 底板裏側、アーム取り付け穴、反対側。水性木工ボンドを塗布する。
W7C. 修理中 底板裏側、アーム取り付け穴、反対側。さらに、キズを消す為と割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W81. 修理前 下蓋等の止めネジ類。 RP1110も一緒。
W82. 修理前 下蓋等の止めネジ類、反対側。 RP1110も一緒。
W83. 修理(塗装)中 下蓋等の止めネジ類。 ラッカーを軽く吹き付ける。
W84. 修理(乾燥)中 反りに注意し乾燥する。
E. 調整・測定
E1.  ストロボで測定。「33回転」
E2.  ストロボで測定。「45回転」
S. MICRO SEIKI SX−111FV の仕様(マニアル・カタログより) 
型名 SX-111FV. F=Float、V=Vacuum
ターンテーブル 砲金製
ターンテーブル重量 10kg
イナーシャ 1,500kg・cm2
速度微調整 ±6%
外形寸法 532mmW×230mmH×440mmD
重量 27kg
付属エアポンプユニット外形寸法 200mmW×217mmH×360mmD
付属エアポンプユニット重量 6.3kg
定価 \380,000(1983年発売 )
                 sx111fv_640
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